『シャイニング』 原題:The Shining 監督:スタンリー・キューブリック 出演:ジャック・ニコルソン 製作:1980年 アメリカ、イギリス 上映時間:143分 随分前に観たことあるはずなんだけど、 微塵も覚えてなかったのでもう一度。 なによりも、ジャック・ニコルソンがドア ...
2017年06月
【読書】『防空壕』著:江戸川乱歩
『防空壕』 著:江戸川乱歩 ある男が体験した、 空襲の夜のロマンス。 そして、ある老婆の談。 これ、面白いなぁ…。 戦時の恐怖と、相反する美の観念。 「大規模な破壊には、美が宿る」 空襲の夜を綺麗な言葉で語り尽くす感覚が、 なんともいえない。 そこからさらに、 ...
【映画】『ゴッドファーザー』/監督:フランシス・フォード・コッポラ
『ゴッドファーザー』 原題:The Godfather 監督:フランシス・フォード・コッポラ 出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ほか 製作:1972年 アメリカ 上映時間:177分 名画名画と言われている映画を、 初めて観ました。 うぉー長い!と思ってたけれど、 すんなり観 ...
【朗読】宮沢賢治『注文の多い料理店』読みました。
朗読、ちょい長めのものを作りました。 宮沢賢治の『注文の多い料理店』です。 誰でも一度は触れたことがある…かな? 教科書にもよく載ってそうな『注文の多い料理店』です。 朗読漫画『花もて語れ』の8巻でクローズアップされてまして、 主人公のハナちゃんが、朗読スラ ...
【朗読】岸田國士『戦争指導者』読みました。
先日読んだ、岸田國士の戯曲、 せっかくなので声に出して作ってみました。 ルーズベルトとチャーチルの会話。 戦中の1943年の発表。 「戦艦さえ数が揃えば勝てる」 「英米は弱気」 みたいに思っちゃうのかもしれないですね、 これ聞いたら。 国民の指揮をあげるための文 ...
【戯曲&朗読】『戦争指導者』/作:岸田國士
『戦争指導者』 作:岸田國士 1943年 戯曲、というにはあまりに短いでしょうか。 第二次世界大戦真っ最中の1943年に岸田先生が書いた、 明らかにプロパガンダ臭のする小品。 流頭、茶散の二人の会話。 なんのこっちゃと思いましたが、 ルーズベルト、チャーチルですね。 ...
【読書】『発声と身体のレッスン』/著:鴻上尚史
『発声と身体のレッスン 魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために』 著:鴻上尚史 2002年 白水社 呼吸と発声のトレーニング、 という基礎の基礎に密着して、 本当に丁寧にレッスンを紹介している本です。 お世話になっております。 おろそかになりがちな、 大事なこと ...
【読書】『質問力』/著:齊藤孝
『質問力』 著:齊藤孝 2006年 ちくま文庫 単行本は2003年刊 コミュニケーションの秘訣、 質問の力を考える一冊。 クオリティの高い質問、 相手をインスパイアする質問を心がけよう、 というのが印象に残る。 あと、講演に向かう車の中で子供にしつこくどうでもいい質問 ...
【読書】『絵のない絵本』/作:アンデルセン
『絵のない絵本』 原題:Billedbog uden Billeder 作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン 1839年 あの、童話のアンデルセンの作品。 貧しい絵描きに、 月が絵の題材になるような話を、 毎晩話しかける、 という形。 第◯夜 みたいな形で、33夜まである。 童話的な、 ...
【観劇】『愛死に』/FUKAIPRODUCE羽衣
FUKAIPRODUCE羽衣 第21回公演 『愛死に』 作・演出・音楽:糸井幸之介 日程:2017年6月8〜18日 料金:前売3800円/当日4000円 会場:東京芸術劇場 シアターイースト 幽霊、というと、 恨み・怨念、みたいなイメージが強くくるけど、 作中に「愛の幽霊」(だったと思うけど定 ...
『注文の多い料理店』序
朗読しました。 宮沢賢治の、出版された初めての童話集『注文の多い料理店』(1924年) に付けられた序文です。 「わけのわからないところもあるでしょうが、 そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。」 分からないことを、分からないから拒絶する、とか ...
【読書】『長い帰りの船路』訳:井上宗次、石田英二
『長い帰りの船路』 作:ユージン・オニール 訳:井上宗次、石田英二 1956年 新潮文庫 ユージン・オニールの短編9編を収録した文庫本。 『カリブ島の月』1918 『カーディフさして東へ』1916 『長い帰りの船路』1917 『交戦海域』1917 『鯨』1917 『十字の印のある所』1918 ...
【映画】『橋の上の男』/監督:Jadwiga Kowalska
『橋の上の男』 監督:Jadwiga Kowalska 製作:2016年 スイス 上映時間:6分 絵がクレイアニメ的(?)に絶えずふるふる震えていて、 なんだか不安な気持ちになる白黒パートと、 水中パートの妙なリラクゼーション感の差が印象的。 現実と妄想、こちらとあちらを行き来する ...
【戯曲】『朝食前』/作:ユージン・オニール
『朝食前』 原題:Before Breakfast 作:ユージン・オニール 1916 売れない芸術家(小説家か?)アルフレッドと、 その妻ミセス・ローランド。 アルフレッドは手しか出てこないので、 事実上一人芝居みたいなもの。 寝室の夫と台所の妻、という距離感、 また寝室の出来事は ...
【戯曲】『気まずい二人』/作:三谷幸喜
『気まずい二人』 作:三谷幸喜 平成12 角川文庫 三谷さんが、「会話が苦手」なのを克服するために、 最も話しにくそうな人たちと対談した記録、 というコンセプト。 会話の内容よりも、 緊張感や雰囲気、その場の空気が伝わるように手を加えている、とのこと。 戯曲って ...