パラダイス一座 第2弾 『続 オールド・バンチ 復讐のヒットパレード!』 脚本 佃典彦 演出 流山児祥 2007年12月12〜21日 @下北沢ザ・スズナリ 面白すぎる。平均年齢が極めて高いパラダイス一座の『オールド・バンチ』の続編。 もう、芝居の上手い下手は関係ない。長い人生 ...
2008年04月
戯曲とサブテキスト
スタニスラフスキイ・システムについて書かれた文章を読んでいる。 「あらゆる身体的行動には、何か心理的なものが存在するし、心理的な行動には何か身体的なものが存在する」 スタニスラフスキイの言葉である。 ・こう動いたのにはこんな理由があるはずだ ・こんな気持 ...
留守
『留守』 作 岸田國士 発表 1927年 男と女の関係が勘違いから微妙に複雑になっていく過程が面白い、岸田國士らしい男女が出てくる話。なんだか暖かい、ほっこりする話の中になんとなく寂しさの影がある。そんな岸田戯曲の味が好き。 主人の留守にせんべいとか食べちゃう様子 ...
替わり目
『替わり目』 酔っ払いの亭主とその妻のやりとり。おでんを買ってこいだのなんだのぶつくさ言う夫に、なんだかんだ言いながら従う妻。 妻が出ていって一人になると途端に弱気になる男。 あんな女は俺にはもったいないくらいなんだ、苦労をかけてすまねぇと謝る。するとまだ ...
説得力に関するメモ
『安部公房の演劇』という本を読んでいて印象に残った言葉。 「戯曲をもとに演出されるものではなく、俳優をつかって舞台空間に戯曲を創り出す作業」 今日は『友達』の演出の高橋さんと飲みに行った。 高橋さんの熱い話も聞け、とてもいい時間を過ごす。 「私はこう解釈 ...
千早ふる
『千早ふる』 「千早ふる 神代もきかず竜田川 からくれないに 水くぐるとは」 この句はどういう意味だと聞かれた知ったかぶり、竜田川という相撲取りの話をその場でつくっちゃう。 知らないって言うのはかっこ悪いから話をつくっちゃうっていう見栄っ張りな感じがおっかしい ...
ファンタ ふるふるシェイカー オレンジ味
コカコーラ 『ファンタ ふるふるシェイカー オレンジ味』 振らなきゃ飲めない炭酸ゼリー!! 無果汁 炭酸×ゼリー いや、ほんとに炭酸ゼリーだ。 びっくりした。ゼリーがシュワシュワすんの!振らなきゃ飲めない炭酸という発想の逆転!さすがファンタ、目の付け所がシャープ ...
もうひとつの安部システム - 師・安部公房 その素顔と思想
『もうひとつの安部システム -師・安部公房 その素顔と思想』 著 渡辺聡 2002年 本の泉社 安部公房唯一の弟子と言われる渡辺聡氏による、師・安部公房の姿を描いた本。 一章と二章から成り、一章は著者と安部公房の出会いから、著者がこの本を記すに至った経緯が、二章は ...
軌道(黙劇)
『軌道(黙劇)』 作 岸田國士 発表 1925年 軌道と書いてレールと読むみたいです。 素直でない男が、駅のベンチに座っている女性にちょっと憧れてうろたえたりする黙劇。 黙劇なわけで、全部ト書きなわけで。でもこうしてト書きだけの戯曲を読んでると、台詞が無くても表現出 ...
結婚式
昨日は大学時代の先輩、 U家さんの結婚式に二次会から参加してきました。 場所は 鎌倉。 ちょっとした小旅行でした。一時間同じ電車に乗ったのは久しぶり。 いろんなイベントが企画されていて、とても賑やか。 何より、幸せそうな二人が印象的でした。よく似た雰囲気の夫 ...
チロルの秋
『チロルの秋』 作 岸田國士 初演 1924年 一幕物。 オーストリア、イタリアの国境に近い村のペンションの食堂を舞台に起こる、淡い恋物語。アマノがステラに持ちかける真剣な恋の芝居が、『紙風船』なんかとちょっと似ている。 その芝居からまたよくわかんなくなっちゃうお ...
ふと考える
今、僕が人のために出来ること。それは芝居の腕を磨くことです。 先日、M本君と話していて、現在研修生一年目である自分について色々と考えさせられた。 二年間、自分は研修科で何を目指すのか。信念を持って挑むのだ。 でなければ二年間なぞあっという間だ。 年間ほぼ ...
宣材写真撮影
今日は13時から宣伝材料の写真撮影がありました。 こういうの初めてで緊張しました。 柔道の井上こうせいに似てると言われました。 昔はイチローに似ていると言われたのですが、ごつくなったんでしょうか。 その後稽古場に立ち寄り、早稲田大学に遊びに行きました。夜景がキ ...