びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

『チチアンの死』作:フーゴ・フォン・ホーフマンスタール(1874〜1929)訳:木下杢太郎戯曲断片。1892年「ああ、死よ、今静かに身を屈め、この美しき酔のうちに、この沈黙のうちに来れ」タイトルの「チチアン」は画家のティッツィアーノのこと。この画家がもうすぐ亡くなる ...

Apple TV+にて配信されておりますドラマ『ビッグ・ドア・プライズ』にて、音声ガイドのナレーションを担当しております。『ビッグ・ドア・プライズ 人生の可能性、教えます』シーズン1・2023年・全10話シーズン2・2024年・全10話ある小さな町に突然現れた、人々の真の可能性 ...

『サンダーボルツ*』原題:Thunderbolts*監督:ジェイク・シュライアー製作:2025年/アメリカ上映時間:126分『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の後の世界のMCU作品。今までのMCUでメインを張ってこなかったキャラたちが、世界を救う為に奮闘する。「最 ...

『アマチュア』原題:The Amateur監督:ジェームズ・ホーズ製作:2025年/アメリカ上映時間:123分暗号解析などの頭脳労働に抜群の才能を持つCIAのサイバー捜査官・チャーリー(ラミ・マレック)が、テロで殺された妻の復讐の為に、慣れない戦闘訓練を受け「殺しのアマチュア ...

Apple TV+にて配信されておりますドラマ『シャイニング・ガール』にて、音声ガイドのナレーションを担当しております。現実が常に揺らぎ・変化していくなんとも不思議な感覚のスリラー。『シャイニング・ガール』2022年・全8話音声ガイドも聴ける予告篇はこちら↓ ※音声ガ ...

Apple TV+で配信中のドラマ『ラ・メゾン』にて、音声解説ナレーションを担当しています。『ラ・メゾン』2024年/シーズン1・全10話フランスのオートクチュールメゾンが繰り広げる、陰謀と策略のファッション戦争。オシャレで煌びやかな世界にドロドロ渦巻く人の業。是非ご覧 ...

本日からスタートします夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから2』音声解説ナレーションを担当しております。放送はNHK・月〜木曜の22時45分から23時まで!パワーアップした網浜奈美の活躍に期待が高まりますね。音声解説ナレーションは音声切替ボタンから! ...

『傲慢と善良』著:辻村深月2019年/朝日新聞出版2022年/朝日文庫 Audibleで聴了。婚活で疲れ切った末にマッチングアプリで出会い、結婚を控えた男女。だが、結婚を前に女性が行方不明になる。姿を消す前にストーカーにつきまとわれていたらしい女を想い、男は必死に捜索を ...

『自由なファンシィ』作:スタンリ・ハウトン(1881〜1913)訳:小山内薫執筆:1911年3月「それは気の毒な。僕は心から君にお悔みを言う。」夫婦間で不倫は自由に、という契約をしている女・ファンシィはアルフレッドという男性と駆落ちでホテルにいる。そこへファンシィの夫 ...

『短剣を持ちたる女』作:アルツウル・シュニッツレル訳:森鷗外オーストリアの医者・小説家・劇作家のアルトゥル・シュニッツラー(1862〜1931)の作品。肩書も時代も、チェーホフと同じような方なんだな。ルックスもどことなくチェーホフ感がある。さて、この『短剣を持ち ...

『武道館』著:朝井リョウ出版:2015年/文藝春秋 Audibleで読了。朝井リョウ作品はAudibleにも数が多いので、結構読んでいる。一番好きな現代作家と言っても過言ではないかもしれない。最初の出会いは文庫の『何者』本気の説教を受けたような衝撃があった。続いて『正欲』こ ...

『ロボットドリームズ』原題:Robot Dreams監督:パブロ・ベルヘル製作:2023年/スペイン・フランス合作上映時間:102分この映画、公開が2024年の11月だ。だが、4月現在、一部映画館ではまだ上映されている。私は新宿武蔵野館で観た。去年の公開時から「面白そう」と思って ...

『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』著:下村敦史2024年/幻冬舎 デスゲーム、と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか?『バトル・ロワイヤル』『ハンガー・ゲーム』『ソウ』などなど、様々な作品が頭に浮かぶ。中でも『ソウ』の、不気味な人形がキコキコ三輪車をこい ...

皆さんは「サン・ジョルディの日」をご存知でしょうか?聖ゲオルギウスを記念する日で、スペイン・カタルーニャ地方で4月23日に行われるとか。この日は「本の日」とも言われていて、カタルーニャ地方では親しい人に本を贈る記念日なのだとか。何その素敵な記念日。知らなかっ ...

『ビーキーパー』原題:The Beekeeper監督:デヴィッド・エアー上映時間:105分製作:2024年/アメリカ シンプルな構造の映画が好きだ。シンプルといえば思い出すのはキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』元・伝説の殺し屋が復讐の為に再び戦い始め、復讐を完遂する。 ...

『西の魔女が死んだ』著:梨木香歩平成13年/新潮文庫 な 37 2「アイ・ノウ」梨木香歩作品をはじめからおわりまでちゃんと読むのはこれが初めて。タイトルからすっかり『オズの魔法使い』となんらかの関わりがあると思っていたが、そうではなかった。 「西の魔女が死んだ。」 ...

『仮面をとった浦島太郎 その正体をめぐる四七八年のミステリー』著:高橋大輔2022年 朝日文庫「歴史は勝者が作り、伝説は敗者が作る」探検家の著者が綴る、浦島太郎の正体を探す旅。各種文献や伝承と照らし合わせながら、浦島太郎の真相に迫る。昔よくテレビであったUMA探索 ...

『走れメロス』著:太宰治昭和42年 新潮文庫(た 2 6) 文庫タイトルにもなっている『走れメロス』を含む9編の小説が収録された一冊。太宰治の小説を初めて買ったのがこの本だった。手に取ったのは大学生の時。今でこそ朗読の為に積極的に本を読んでいるが、大学生の頃の私は ...

『向日葵の咲かない夏』著:道尾秀介平成20年 新潮文庫(み−40−1)なんだか話題の小説ということで手に取ってみた一冊。著者の道尾秀介さんの本はAudibleで『いけない』『いけないⅡ』を聴いて、その不穏な雰囲気にドキドキした記憶が。この『向日葵の咲かない夏』は道尾さ ...

『風の海 迷宮の岸(十二国記2)』著:小野不由美平成24年 新潮文庫十二国記。この作品との出会いは中学校くらいに遡る。当時NHKでアニメを放送していて、それをなんとなく観ていた。↑音声版感想はこちら古代中国、といった感じの世界観に、女子高生的な主人公が迷い込んで ...

『タンバレイン』作:クリストファー・マーロウ(1564〜1593)訳:高田茂樹2012年 水声社「今まで使われたことのない兵器で、お前たちの町や黄金の宮殿を征服し略奪し完全に消滅させてやる」↑動画版感想はこちら↑クリストファー・マーロウの『タンバレイン』一部と二部がま ...

『地雷グリコ』著:青崎有吾2023年/KADOKAWA 謎解きとか推理小説とか、読み合い、知能バトルが好きな人には是非オススメしたい一冊。ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。平穏を望む彼女が日常の ...

『実は伝わっていない日本語大図鑑』監修:山口謠司2023年/東洋経済新報社 ある特定の世代にしか通用しなくなってきている言葉たちに焦点を当てた一冊。色々な現場で起きているであろうジェネレーション・ギャップを取り上げ「この言葉は伝わっていないですよ」をイラストを ...

『怪獣ヤロウ』監督:八木順一朗2025年・日本上映時間:80分岐阜県関市のご当地映画。ご当地映画ながら、とても豪華でポップな一本。主演のぐんぴぃさんは、ずっと観てても飽きない、自然にぐんぴぃさんに目が向いてしまう怪演。監督の八木順一朗さんは芸能事務所タイタンの ...

『先生(指導者)』原題:LE MAITRE初演:1953年9月・ユシェット座訳:大久保輝臣頭がなかったわ、先生には!熱烈な崇拝者が多数いるらしい「先生」という人物を待つ人々。やってきそうでなかなか姿を見せない先生と、ドタバタする崇拝者、という構図の短い喜劇。やがて驚愕 ...

『谷の影』原題:In the Shadow of the Glen作:ジョン・ミリントン・シング1903年訳:松村みね子ある家にやってくる物乞い。その家では夫の死体を前にした妻がいて…と、設定だけ聞くとホラー感がすごいのだけど、やりようによってはコントにもなりそうな不思議な戯曲。作者 ...

『授業―喜劇的ドラマ―』原題:LA LECON -Drame Comique-作:ウジェーヌ・イヨネスコ初演:1951年2月20日・ポッシュ座訳:安堂信也・木村光一「数学は言語学になり、そして言語学は犯罪の源ですからって…」授業をする教授と、授業を受ける女生徒。算術から比較言語学へと講 ...

『光の門』原題:The Glittering Gate作:ロード・ダンセイニ発表:1914年訳:松村みね子「奴等のやりそうなことだ。まったく、やりそうなことだ。ふん、やりそうなことだよ!」閉鎖空間に男二人の、短い芝居。どこも行くあての無さに、ベケットの『ゴドーを待ちながら』の先 ...

『まぼろしハワイ』著:よしもとばなな2007年 幻冬舎だれのために泣いているのか私はわからなかった。でも会えなくなってしまった人たちのためになのだ、ということはわかった。会えないことにはふだん気づかないけれど、神様が髪の毛をそっとなでたみたいな、今のようなとき ...

『あなたのための短歌集』著:木下龍也2022年 ナナロク社長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね歌人・木下龍也さんの短歌の個人販売で制作された百首 ...

『護られなかった者たちへ』著:中山七里2021年 宝島社 【公式あらすじ】誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗 ...

『みごとな女』作:森本薫初出:1934年12月『女の一生』の森本薫の戯曲。みごとな女、であるあさ子の結婚の話が次第に進行していき、なんだか望まぬ結婚なんじゃないの?という感じの幕切れを迎える。この当時の、個人感の想いとは別の所にある「結婚」という出来事が描かれ ...

『白衣の夫人〜海辺に於ける一場』原題:Die weisse Furstin. Eine Szene am Meer.作:ライネル・マリア・リルケ訳:森鴎外執筆:1909年海を見ながら誰かを待つ白衣の婦人。庭番や妹と会話。使いが不吉そうな知らせを持ってきたりする。話はやがて妹と婦人の間で、やってくる ...

解説放送ナレーションを担当しておりますNHK夜ドラ『バニラな毎日』今週の月曜からのスタートでしたが、毎週金曜の夜からはその週の4話が連続放送されます。お菓子がより愛おしくなる、パティシエ人間ドラマ。ご興味ありましたら是非、解説オンでお楽しみ下さい。解説放送は ...

『皆殺しに手を貸せ』原題:THEY CALL HER DEATH監督:オースティン・スネル製作:2024年 アメリカ上映時間:91分渋谷・ヒューマントラストシネマのイベントで観てきた映画。イタリア産西部劇・マカロニ・ウェスタンの影響を色濃く受けたトンデモ西部劇。風合いを出す為にフ ...

『弁論』企画・演出・出演:こたけ正義感日程:2024年12月06日会場:セシオン杉並ホール上記のイベントの映像が今、You Tubeで無料視聴出来る。2025年の1月15日までだから、割とギリギリに観たんだけれど、これは、観て良かった…。弁護士であり芸人であるこたけ正義感さんの ...

『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』著:宮島未奈2023年・2024年/新潮社2024年の本屋大賞受賞作。私は共にAudibleで聴了。人生の目標は200歳まで生きること、と豪語するちょっと変わった主人公・成瀬とその周辺にスポットライトを当てて描く気持ちの良い青 ...

ふるさと納税で青森県の五所川原市からやってきた、太宰のリンゴ酒『人間失格』と『斜陽』たのしみ。箱についてるシールもかわいい。私の太宰朗読も、五所川原市に、届けっ!(記念館での朗読会に呼ばれたい、というのが密かな野望)太宰のリンゴ酒の各種SNSアカウント ...

『俳優を動かす言葉 戯曲の読み方がわかる20のレッスン』著:ウィリアム・ギャスキル訳:喜志哲雄2013年/白水社久しぶりにどっぷり読んだ演劇書。やっぱり演劇の話は、たのし〜な〜。 この本は「この本の試論の大部分は、書かれた言葉がどのようにして生命を与えられて舞台 ...

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