『人魚のムニエル』著:志波由紀2025 年/KADOKAWAホラーテイストの物語が集まった短篇集。 ・人魚のムニエル・ロボットのいる家・花子ちゃん・困ったなおじさん・うしろ姿・宇宙漫画サークル・ウワサ鳥・デリバリー地獄を収録。ホラーテイスト、とは言っても、SFや少し怖い ...
【読書】村山由佳『PRIZE -プライズ-』あらすじと感想
『PRIZE -プライズ-』著:村山由佳2025年/文藝春秋読後に本屋さんに行ったら、見える景色がガラッと変わりそうな作品でした。 主人公の天羽カインは大ベストセラー作家で映像化作品も多数と、不動の位置を築いている小説家。だがそんな彼女が望んでも手に入れられない物があ ...
【読書】小林泰三『肉食屋敷』あらすじと感想
『肉食屋敷』著:小林泰三平成12年/角川ホラー文庫『肉食屋敷』『ジャンク』『妻への三通の告白』『獣の記憶』の4作を収録した文庫。どの作品も独特のホラー感覚が漂っていて読み応えがある。ストーリーの中に「え!?」と驚く仕掛けが隠されているものが多く、もう一度読み ...
【映画】『FEVER ビーバー!』あらすじと感想
『FEVER ビーバー!』原文:Hundreds of Beavers監督:マイク・チェスリック製作:2022年/アメリカ上映時間:108分男が、惚れた女と結婚する為に、雪原で数百匹のビーバーを狩る為に奮闘する。なんだそれなあらすじだが、なんだそれなのはあらすじだけではない。アニメと実 ...
【戯曲】オールビー『アメリカの夢』あらすじと感想
『アメリカの夢』原題:AMERICAN DREAM作:エドワード・オールビー発表:1961年とうさん、かあさん、おばあちゃんという家族を中心に展開される劇。とうさん、かあさんはおばあちゃんを施設に送りたい感じの言動が漂っていて、もうすぐ来る何者かを待っている。やがて家を訪 ...
【全集リスト】早川書房『エドワード・オールビー全集』
早川書房から出版されているエドワード・オールビー全集の読んだ物をメモっていくリスト。エドワード・オールビー全集1『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』『デリケート・バランス』訳者あとがきエドワード・オールビー全集2昭和49年訳:鳴海四郎「自分は作品の中で解 ...
【映画】『プロジェクト・ヘイル・メアリー』あらすじと感想
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』原題:Project Hail Mary監督:フィル・ロード & クリストファー・ミラー製作:2026年/アメリカ上映時間:156分太陽が熱を失っていき、地球は近い将来氷河期に包まれる事に。宇宙規模で恒星が熱を失う現象が起きる中、遠い宇宙に熱を失わ ...
【戯曲】トリスタン・ベルナール『懐を傷めずに』あらすじと感想
『懐を傷めずに(一幕)』原題:Sans-souci作:トリスタン・ベルナアル訳:岸田國士発表:1898年パリの劇場前のカフェで繰り広げられる喜劇。レミュ夫妻とルシャポオ夫妻、他にカフェの給仕人など。ルシャポオ夫妻はレミュ夫妻に招待券を渡し芝居に来ている。物語はカフェの ...
【全集リスト】第一書房『近代劇全集』
『近代劇全集』イプセン誕生百年祭記念出版第一書房図書館で見つけた近代劇の全集。時代的に掘り出し物が多そう。とりあえず、青空文庫にもあるイェイツが収録されている25巻を借りる。何巻あるんだ…。★は著作権が失効している作家・翻訳家。リンクはそれぞれの収録作の感 ...
【戯曲】エドワード・オールビー『砂箱』あらすじと感想
『砂箱(短い劇)』原題:THE SAND BOX作:エドワード・オールビー発表:1959年オールビーの戯曲『アメリカの夢』の人物が多く登場する短篇戯曲。かあさん、とうさんという人物がおばあちゃんを砂場に放り投げるなど手荒く扱ったり、そのおばあちゃんが突如客席に語りかけた ...
【戯曲】エドワード・オールビー『ベシー・スミスの死』あらすじと感想
『ベシー・スミスの死』原題:THE DEATH OF BESSIE SMITH作:エドワード・オールビー初出:1959年ベシー・スミスは1937年に亡くなった黒人歌手。自動車事故の為に死亡したが、人種差別で白人病院から治療を断られた結果だったと伝えられている。そのベシー・スミスの死につい ...
【戯曲】エドワード・オールビー『有名氏と新人氏』あらすじと感想
『有名氏と新人氏 ー空想会見記ー』原題:FAM AND YAM作:エドワード・オールビー発表:1960年8月有名な劇作家のもとに、新人劇作家か訪ねてきて、過激な持論を展開する、という二人芝居。新人はアグレッシブに、有名氏は防御的な姿勢を見せるが、やかて有名氏も話に乗ってき ...
【戯曲】オルダス・ハクスリー『幸福家族』あらすじと感想
『幸福家族』作:オルダス・ハックスリー訳:加藤道夫翻訳の加藤道夫の、自ら命を絶つ前の最後の仕事の一つ、だという。解説にも書いてあったが、一見なにがなにやらな戯曲。人形を持った男女が人形を通して会話し、やがて生身で話し始める。男女にはそれぞれ二人の弟・妹が ...
【全集リスト】白水社『現代世界戯曲選集』
白水社から刊行されている『現代世界戯曲選集』刊行が1953年なので、現代と言ってもやや古いが、各国の色んな戯曲が収録されているシリーズで楽しい。知らない作家がいっぱいいる。1巻・フランス篇・11953年『神は知っていた』アルマン・サラクルー訳:鈴木力衛『海抜三 ...
【戯曲】エドワード・オールビー『動物園物語』あらすじと感想
『動物園物語(一場の劇)』原題:THE ZOO STORY作:エドワード・オールビー発表1958年「人間はなんらかの方法で何かとかかわりを持つことが必要だ」二人芝居、と聞いて私が一番に思い出すのがこの作品だ。公園のベンチに腰掛けて本を読む、中流階級っぽい男ピーター。彼のそ ...
【読書】ケラリーノ・サンドロヴィッチ 消失/神様とその他の変種』
『ケラリーノ・サンドロヴィッチ 消失/神様とその他の変種』著:ケラリーノ・サンドロヴィッチハヤカワ演劇文庫32巻2012年/早川書房個人的に推してる文庫シリーズ・ハヤカワ演劇文庫の第32巻。このシリーズ、51巻が欠番になってる気がするんですが、知ってる方いたら教えて ...
【戯曲】ケラリーノ・サンドロヴィッチ『神様とその他の変種』あらすじと感想
『神様とその他の変種』作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ初演:NYLON100℃/2009年@本多劇場『消失』に続いてケラさんの戯曲を読む。ハヤカワ演劇文庫の同じ本に収録されていた『神様とその他の変種』 『消失』ではやや荒廃したシリアスな世界っぽい所で物語が進んだけれど ...
【解説放送ナレーション担当】夜ドラ『ラジオスター』
今週の月曜日・3月30日から放送が始まっておりますNHK夜ドラ『ラジオスター』解説放送のナレーションを担当しております。能登を舞台にした、軽みと重みの両面を持った作品です。解説放送は音声切替ボタンからご視聴いただけます。夜ドラ「ラジオスター」能登へボランティア ...
【戯曲】ケラリーノ・サンドロヴィッチ『消失』感想
『消失』作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ初演:2004年/NYLON100℃兄と弟が暮らす家に色んな人々がやってきて展開する劇。兄と弟の関係性に常にほのめかされる謎が印象的。何かが起きている事は確実だけれど、何が起きているのかはっきりとは分からない、という状態が、劇 ...
【全集リスト】第一書房『小泉八雲全集』学生版
NHK朝ドラ「ばけばけ」でも注目が集まる小泉八雲の全集の作品リストをちょこちょこと。★は著作権が失効した翻訳。第四巻昭和6年翻訳:★田部隆次/★落合貞三郎/★金子健二/★大谷正信/★岡田哲蔵/★稲垣巌『仏の畠の落穂』「生神」訳:田部隆次「街頭より」訳:落合貞 ...
【漫画】サイトウマド『怪獣を解剖する』上下巻の感想
『怪獣を解剖する』上下巻著:サイトウマド2025年/KADOKAWA「たくさんの人がたくさんの時間をかけて未知を既知に変えていくんです」友人に勧められて読んだ漫画。怪獣が自然災害的に起きる世界。怪獣の解剖から生態をつかみ、対策に役立てるお仕事をする人たちのお話。 架空 ...
【映画】『花束みたいな恋をした』あらすじと感想
『花束みたいな恋をした』監督:土井裕泰製作:2021年・日本上映時間:124分邦画のラブストーリー。私が一番手を伸ばさないジャンルの映画だ。が、とても良かった。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著:三宅香帆 の中で、働くと本が読めなくなる現象を如実に描いて ...
【漫画】桜井画門『THE POOL』あらすじと感想
『THE POOL』著:桜井画門2025年・講談社アフタヌーンKC地球のすぐ近くに突如ワームホールが出現。人類はその近くの星の調査を進めている…。 友人に勧められて読んだ漫画。作者は『亜人』の桜井画門さん。こ、これは、面白い。地球ではない惑星を舞台に描かれる、一つの脱出 ...
【読書】青山美智子『人魚が逃げた』
『人魚が逃げた』著:青山美智子2024年/PHP研究所 アンデルセンの「人魚姫」をモチーフに銀座で展開される物語。その日銀座ではテレビの街頭インタビューが行われ、そこに王子の恰好をした人物が映った。「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」銀 ...
【読書】小川洋子『人質の朗読会』あらすじと感想
『人質の朗読会』著:小川洋子2011年/中央公論新社朗読、とタイトルにつくので、興味を持って買った本。冒頭で、外国で反政府ゲリラの人質となった日本人たち。対策班が突入するも人質全員はその過程で命を落とした。という事件の概要が語られる。 立てこもりの最中に人質た ...
【映画】『プレデター:バッドランド』監督:ダン・トラクテンバーグ
『プレデター:バッドランド』原題:Predator: Badlands監督:ダン・トラクテンバーグ製作:2025年/アメリカ上映時間:107分まさかのエル・ファニングが出演するプレデター。弱者には生きる価値がない、と父に殺されそうになったプレデターのデク。だが兄が命をかけて彼を救 ...
【観劇】劇場のその先へ『ガチゲキ!!Part3』ほしぷろ✕劇団だるめしあん
『ガチゲキ!!Part3』日程:2026年3月6〜14日料金:一般4000円会場:@座・高円寺1ガチゲキ感想の二回目。今回はほしぷろ✕劇団だるめしあんだ。ほしぷろ『名前がカタカナの難しい人たち』構成・演出:星善之原作:『トロイラスとクレシダ』舞台が始まるとジャージの人物が二 ...
【映画】『トゥギャザー』監督:マイケル・シャンクス
『トゥギャザー』監督:マイケル・シャンクス製作:2025年/アメリカ・オーストラリア上映時間:101分片田舎に引っ越した倦怠期のカップルが、ある水を飲んだことで地元の宗教と関係ありそうな怪異に巻き込まれていくホラー映画。その怪異が、肉体が融合し始める?というもの ...
【随時更新】観劇。
↑LINEスタンプ「ぴあじ」発売中! 観た芝居の記録です。【2026年】The Ad Libitum Players『HAMLET』guizillen『センチメンタル・ジャーニーズ』渋谷ひとり朗読第二回渋谷ひとり朗読〜鳥居みゆき✕江戸川乱歩ムシラセ『煙の汽水域』となりのパンダs『炎上する大奥』も・あ ...
【配信開始のお知らせ】『朗読ノオトとお笑いノヒト』
3月6日に行いました朗読✕お笑いのイベント『朗読ノオトとお笑いノヒト』無事に終演致しました。お笑い芸人のマザー・テラサワさん世界事情さん畑英之さん三組のネタの後に私の太宰治『走れメロス(ダイジェスト版)』の朗読という順番。その後、芸人の方々にその場で西村が ...
【観劇】『ガチゲキ!!Part3』露と枕 ✕ 劇団鋼鉄村松
『ガチゲキ!!Part3』日程:2026年3月6〜14日料金:一般4000円会場:@座・高円寺1旧知の方々が多く関係しているので観に行ったイベント。『ガチゲキ2』には私も出演していたので、あれから大分時が経ったなと感慨深い思い。シェイクスピアをテーマにした二作の短篇を上演し ...
【映画】『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』監督:ソイ・チェン
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』監督:ソイ・チェン製作:2024年・香港上映時間:126分2025年の頭にえらく話題になっていた映画。いまだに上映している映画館もある様子で、根強い人気を感じる。私は配信で観ました。昔、大規模な権力抗争があった九龍城砦。 ...
【映画】『役者になったスパイ』監督:ミヒャ・レビンスキー
『役者になったスパイ』原題:Moskau Einfach!監督:ミヒャ・レビンスキー製作:2020年 スイス上映時間:102分原題は「モスクワへの片道切符!」という意味。ベルリンの壁崩壊周辺のスイスの様子を描く。共産主義の動きを警戒するスイスの警察が、怪しい動きをする劇団にスパ ...
【劇場道案内】新宿バティオスまでの行き方・道案内
明日15時からは『朗読ノオトとお笑いノヒト』開場は14時30分から。お席にはゆとりがありますので、当日駆け込んでいただいても大丈夫です。会場は新宿バティオス。〒160-0021東京都新宿区歌舞伎町2丁目45−4JR新宿駅から徒歩10分ほど、西武新宿駅からは3分ほどの場所です ...
【音声解説ナレーション担当】夜ドラ「事件は、その周りで起きている」
昨晩からNHKにて放送が始まった夜ドラ「事件は、その周りで起きている」解説放送ナレーションを担当しております。今週はシリーズ1の再放送、来週はシリーズ2の再放送、その後3月9日から新シリーズのシリーズ3の放送となります。夜ドラは月〜木曜22時45分〜23時、NHKにて放送 ...
【映画感想】『プラハの春 不屈のラジオ報道』
『プラハの春 不屈のラジオ報道』原題:Vlny監督:イジー・マードル製作:2024年 チェコ/スロバキア上映時間:131分プラハの春。世界史で聞いた言葉だ。だけど、近現代史が駆け足になりがちな世界史の授業ではあまり深く触れられなかった気がする。プラハの春とは、1968年に ...
【出演】『朗読ノオトとお笑いノヒト』
3月6日(金)15時から新宿バティオスにて朗読会&お笑いLIVEに出演します。『朗読ノオトとお笑いノヒト』3月6日(金)15時から(60〜90分を予定)【出演】世界事情、畑英之、マザー・テラサワ、西村俊彦【料金】2500円ご予約・詳細はこちら 私はダイジェストで太宰治『走れメ ...
【戯曲】岸田國士『是名優哉』あらすじと感想
『是名優哉』作:岸田國士初出:1929年1月1日男甲を演じる俳優と女乙を演じる俳優が、舞台で良い感じのシーンを演じている。が、途中から俳優が「こんなシーンは嫌だ!男が玩具にされる役はやりたくない!」と客席に訴え出す。女優は芝居を続けようとするが、俳優は女優への ...
【舞台】こたけ正義感『弁論』を激推しする
『弁論』脚本・演出・出演:こたけ正義感日程:2025年12月04日料金:前売り6000円/当日6500円会場:有楽町よみうりホール/ホームシアター京都サウスホールYouTube「こたけ正義感のギルティーチャンネル」にて1月18日まで無料配信中のものを視聴。昨年に引き続き、新年一発 ...
【講座情報】明治大学リバティアカデミー「Z会寄付講座・声で楽しむ詩の世界」
明治大学リバティアカデミー「Z会寄付講座・声で楽しむ詩の世界」にて講師の一人として参加致します。3月7日(土)の10時30分〜12時の講座で、事前予約制ですがなんと受講料無料!加えてオンラインでのご受講も可能ですので、是非気軽にご参加下さいませ。詩を声に出して読ん ...
































