『私生活 まことに個人的な喜劇―三幕』原題:PRIVATE LIVES作:ノエル・カワード(1899〜1973)発表:1930年訳:森本薫「二つのうち、どちらかを選択するほかない。一緒に逃げるか……それとも、ここにいて……二度と顔を合さないようにするか……」イギリスの劇作家・ノエ ...
【読みかけ】第一書房『近代劇全集』
『近代劇全集』イプセン誕生百年祭記念出版第一書房図書館で見つけた近代劇の全集。時代的に掘り出し物が多そう。とりあえず、青空文庫にもあるイェイツが収録されている25巻を借りる。何巻あるんだ…。★は著作権が失効している作家・翻訳家。リンクはそれぞれの収録作の感 ...
【リスト】改造社の『世界文学全集』
『世界大衆文学全集』改造社改造社から出ている世界大衆文学全集。安価で色々な文学に触れられると話題だったそう。目にしたもののリスト。見た目はこんな感じ。黒岩涙香訳の『巌窟王』がレアそうで図書館で借りる。翻訳著作権が失効している作品も多そうなので、とりあえず ...
【随時更新】読んだ戯曲メモ
読んだ戯曲をメモでまとめておこう! と思い立ち、個人的なメモですがブログに載っけておきます。 あらすじと感想をまとめたものについては、リンクをつけて。 作者は、日本外国問わず、生年順で。 作品の横の年数は、初演か初出。演劇史の早見表としても皆様のお役に立てれ ...
【読みかけリスト】白水社『現代世界戯曲選集』
1巻・フランス篇・11953年『神は知っていた』アルマン・サラクルー訳:鈴木力衛『海抜三千二百メートル』J・リュシェール訳:原千代海『ジャン・ド・ラ・リュンヌ』マルセル・アシャール訳:長岡輝子『二度と燃えぬ火』J・J・ベルナアル訳:梅田晴夫『狐と狸』アンドレ・ルッ ...
【音声解説ナレーション】夜ドラ『あおぞらビール』
本日22時45分から毎週月〜木曜NHK #夜ドラ にて「あおぞらビール」がスタートします。私は解説放送ナレーションを担当しておりますので、よかったら音声切替してみて下さい。果てしなく癒されるドラマ…。公式サイトはこちら ...
【音声解説ナレーション】夜ドラ『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』
NHK夜ドラ『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』音声解説ナレーションを担当しております。放送は今夜までですが、6月14日(土)午前0時35分からは4本続けての再放送がありますので、是非是非ご覧下さいませ。音声解説ナレーションは音声切替ボタンから!公式サイトはこ ...
【戯曲】ヘルマン・バール『奥底』あらすじと感想
『奥底』原題:Die tiefe Natur作:ヘルマン・バール(1863〜1934)訳:森鷗外発表:1907年オーストリアの劇作家・ヘルマン・バールの作品を森鷗外が翻訳したもの。森鷗外の翻訳、いかつそう…と思ったらそうでもなく読みやすい。森鷗外はかなりの数の戯曲を翻訳しているので ...
【全集リスト】『岸田國士全集』全27巻
『岸田國士全集(全27巻)』著:岸田國士岸田國士の全集をちまちま読んでいく為のメモ。とりあえず評論のみのリスト。第19巻・評論随筆1/1989.12/岩波書店 懐かし味気なし 五年振で見る故国の芝居‥‥ 1劇場と作者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6春秋座の「父帰る」‥ ...
朗読ノオト・作家一覧
You Tubeチャンネル「西村俊彦の朗読ノオト」で朗読している作家の五十音順一覧です。リンクは動画をまとめた再生リストに飛びます。日本作家あ行芥川龍之介東健而(翻訳家)池田焦園池田久輝石川啄木石原純泉鏡花井上紅梅(翻訳家)上村松園上田敏梅津尚子(翻訳家)海野十 ...
【随時更新】漫画とゲームの記録。
:漫画:【2025年】『PLUTO』全8巻/浦沢直樹『女の園の星』4巻まで/和山やま『甲化人間』1巻まで/ハヤシロウ『アルスラーン戦記』22巻まで/荒川弘『SDガンダムフルカラー劇場』1巻まで/あずま勇輝『銀の匙』全15巻/荒川弘『血界戦線』全10巻/内藤泰弘『黒博物館 ゴー ...
【読書】どくさいスイッチ企画『殺す時間を殺すための時間』感想
『殺す時間を殺すための時間』著:どくさいスイッチ企画2024年/KADOKAWAR-1グランプリ2024で大会史上初のアマチュアファイナリストとなった芸人・どくさいスイッチ企画さんの著書。R-1グランプリ2024は私も出場し一回戦だけ突破したのだけど、あの大会でファイナリストって ...
【随時更新】読書の記録。
LINEスタンプ「ぴあじ」↑販売中 【読書】★2025年音『カフネ』著:阿部暁子『吾輩は猫である』著:夏目漱石『TRUTH[真実]』著:スーザン・バトソン音『火喰鳥を、喰う』著:原浩『与謝野晶子の源氏物語(上)』著:与謝野晶子『フリーランス大全』著:井戸美枝音『傲慢と ...
【戯曲】ホーフマンスタール『チチアンの死』あらすじと感想
『チチアンの死』作:フーゴ・フォン・ホーフマンスタール(1874〜1929)訳:木下杢太郎戯曲断片。1892年「ああ、死よ、今静かに身を屈め、この美しき酔のうちに、この沈黙のうちに来れ」タイトルの「チチアン」は画家のティッツィアーノのこと。この画家がもうすぐ亡くなる ...
【音声解説ナレーション】Apple TV+ドラマ『ビッグ・ドア・プライズ』
Apple TV+にて配信されておりますドラマ『ビッグ・ドア・プライズ』にて、音声ガイドのナレーションを担当しております。『ビッグ・ドア・プライズ 人生の可能性、教えます』シーズン1・2023年・全10話シーズン2・2024年・全10話ある小さな町に突然現れた、人々の真の可能性 ...
【映画】対話と共感の時代へ。『サンダーボルツ*』あらすじと感想
『サンダーボルツ*』原題:Thunderbolts*監督:ジェイク・シュライアー製作:2025年/アメリカ上映時間:126分『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の後の世界のMCU作品。今までのMCUでメインを張ってこなかったキャラたちが、世界を救う為に奮闘する。「最 ...
【映画】『アマチュア』のあらすじと感想
『アマチュア』原題:The Amateur監督:ジェームズ・ホーズ製作:2025年/アメリカ上映時間:123分暗号解析などの頭脳労働に抜群の才能を持つCIAのサイバー捜査官・チャーリー(ラミ・マレック)が、テロで殺された妻の復讐の為に、慣れない戦闘訓練を受け「殺しのアマチュア ...
【音声解説ナレーション】Apple TV+ドラマ『シャイニング・ガール』
Apple TV+にて配信されておりますドラマ『シャイニング・ガール』にて、音声ガイドのナレーションを担当しております。現実が常に揺らぎ・変化していくなんとも不思議な感覚のスリラー。『シャイニング・ガール』2022年・全8話音声ガイドも聴ける予告篇はこちら↓ ※音声ガ ...
【音声解説ナレーション】ドラマ『ラ・メゾン』
Apple TV+で配信中のドラマ『ラ・メゾン』にて、音声解説ナレーションを担当しています。『ラ・メゾン』2024年/シーズン1・全10話フランスのオートクチュールメゾンが繰り広げる、陰謀と策略のファッション戦争。オシャレで煌びやかな世界にドロドロ渦巻く人の業。是非ご覧 ...
【音声解説ナレーション】夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから2』
本日からスタートします夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから2』音声解説ナレーションを担当しております。放送はNHK・月〜木曜の22時45分から23時まで!パワーアップした網浜奈美の活躍に期待が高まりますね。音声解説ナレーションは音声切替ボタンから! ...
【読書】辻村深月『傲慢と善良』あらすじと感想
『傲慢と善良』著:辻村深月2019年/朝日新聞出版2022年/朝日文庫 Audibleで聴了。婚活で疲れ切った末にマッチングアプリで出会い、結婚を控えた男女。だが、結婚を前に女性が行方不明になる。姿を消す前にストーカーにつきまとわれていたらしい女を想い、男は必死に捜索を ...
【戯曲】スタンレー・ホートン『自由なファンシィ』
『自由なファンシィ』作:スタンリ・ハウトン(1881〜1913)訳:小山内薫執筆:1911年3月「それは気の毒な。僕は心から君にお悔みを言う。」夫婦間で不倫は自由に、という契約をしている女・ファンシィはアルフレッドという男性と駆落ちでホテルにいる。そこへファンシィの夫 ...
【随時更新】観た映画。
観た映画をまとめてます。リンクには感想記事・感想動画あります。【2025年】『花は咲く、修羅の如く』『ウルヴァリン:SAMURAI』『リロ&スティッチ2』劇『無名の人生』『新幹線大爆破(2025)』劇『サンダーボルツ*』劇『アマチュア』劇『シンシン/SING SING』劇『ロボット ...
【随時更新】観劇。
↑LINEスタンプ「ぴあじ」発売中! 観た芝居の記録です。【2025年】朱の会『夜叉ヶ池』南京豆NAMENAME『僕は肉が食べたくて裸(ラ)』朗読ライブ『母の日は過ぎたけど』DKOコントライブ『FA』星乃企画『夜が聞こえる東京』teamキーチェーン『オリーブのたね』桜の会『旅猫リ ...
西村俊彦・プロフィール
西村 俊彦(にしむら としひこ)俳優・ナレーター・朗読講師所属事務所:ヘリンボーン 【お仕事のご依頼・ボイスサンプルはこちら】【経歴】明治大学の演劇学専攻に学び、同大学の一大演劇イベント「明治大学文化プロジェクト(現MSP)」の第2回『マクベス』(演出:谷賢一) ...
【戯曲】シュニッツラー『短剣を持ちたる女』あらすじと感想
『短剣を持ちたる女』作:アルツウル・シュニッツレル訳:森鷗外オーストリアの医者・小説家・劇作家のアルトゥル・シュニッツラー(1862〜1931)の作品。肩書も時代も、チェーホフと同じような方なんだな。ルックスもどことなくチェーホフ感がある。さて、この『短剣を持ち ...
【読書】朝井リョウ『武道館』あらすじと感想
『武道館』著:朝井リョウ出版:2015年/文藝春秋 Audibleで読了。朝井リョウ作品はAudibleにも数が多いので、結構読んでいる。一番好きな現代作家と言っても過言ではないかもしれない。最初の出会いは文庫の『何者』本気の説教を受けたような衝撃があった。続いて『正欲』こ ...
【映画】『ロボットドリームズ』監督:パブロ・ベルヘル/あらすじと感想
『ロボットドリームズ』原題:Robot Dreams監督:パブロ・ベルヘル製作:2023年/スペイン・フランス合作上映時間:102分この映画、公開が2024年の11月だ。だが、4月現在、一部映画館ではまだ上映されている。私は新宿武蔵野館で観た。去年の公開時から「面白そう」と思って ...
【読書】下村敦史『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』あらすじと感想
『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』著:下村敦史2024年/幻冬舎 デスゲーム、と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか?『バトル・ロワイヤル』『ハンガー・ゲーム』『ソウ』などなど、様々な作品が頭に浮かぶ。中でも『ソウ』の、不気味な人形がキコキコ三輪車をこい ...
【出演】サン・ジョルディ朗読会@鎌倉。川端康成を読みます!
皆さんは「サン・ジョルディの日」をご存知でしょうか?聖ゲオルギウスを記念する日で、スペイン・カタルーニャ地方で4月23日に行われるとか。この日は「本の日」とも言われていて、カタルーニャ地方では親しい人に本を贈る記念日なのだとか。何その素敵な記念日。知らなかっ ...
【映画】『ビーキーパー』あらすじと感想
『ビーキーパー』原題:The Beekeeper監督:デヴィッド・エアー上映時間:105分製作:2024年/アメリカ シンプルな構造の映画が好きだ。シンプルといえば思い出すのはキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』元・伝説の殺し屋が復讐の為に再び戦い始め、復讐を完遂する。 ...
【音声解説ナレーション】Apple TV+『ラブ・ユー・トゥ・デス』
Apple TV+にて、音声解説ナレーションを担当しております海外ドラマが配信されています。『ラブ・ユー・トゥ・デス』2025年/スペイン全7話深刻な内容なのに描き方がとてもコメディタッチ!音声解説も聴ける予告編はこちら↓ ...
【読書】梨木香歩『西の魔女が死んだ』
『西の魔女が死んだ』著:梨木香歩平成13年/新潮文庫 な 37 2「アイ・ノウ」梨木香歩作品をはじめからおわりまでちゃんと読むのはこれが初めて。タイトルからすっかり『オズの魔法使い』となんらかの関わりがあると思っていたが、そうではなかった。 「西の魔女が死んだ。」 ...
【読書】高橋大輔『仮面をとった浦島太郎』
『仮面をとった浦島太郎 その正体をめぐる四七八年のミステリー』著:高橋大輔2022年 朝日文庫「歴史は勝者が作り、伝説は敗者が作る」探検家の著者が綴る、浦島太郎の正体を探す旅。各種文献や伝承と照らし合わせながら、浦島太郎の真相に迫る。昔よくテレビであったUMA探索 ...
【読書】新潮文庫の『走れメロス』
『走れメロス』著:太宰治昭和42年 新潮文庫(た 2 6) 文庫タイトルにもなっている『走れメロス』を含む9編の小説が収録された一冊。太宰治の小説を初めて買ったのがこの本だった。手に取ったのは大学生の時。今でこそ朗読の為に積極的に本を読んでいるが、大学生の頃の私は ...
【読書】道尾秀介『向日葵の咲かない夏』あらすじと感想
『向日葵の咲かない夏』著:道尾秀介平成20年 新潮文庫(み−40−1)なんだか話題の小説ということで手に取ってみた一冊。著者の道尾秀介さんの本はAudibleで『いけない』『いけないⅡ』を聴いて、その不穏な雰囲気にドキドキした記憶が。この『向日葵の咲かない夏』は道尾さ ...
【読書】『十二国記』と私/『風の海 迷宮の岸』あらすじと感想
『風の海 迷宮の岸(十二国記2)』著:小野不由美平成24年 新潮文庫十二国記。この作品との出会いは中学校くらいに遡る。当時NHKでアニメを放送していて、それをなんとなく観ていた。↑音声版感想はこちら古代中国、といった感じの世界観に、女子高生的な主人公が迷い込んで ...
【戯曲】マーロウ『タンバレイン 第一部/第二部』あらすじと感想
『タンバレイン』作:クリストファー・マーロウ(1564〜1593)訳:高田茂樹2012年 水声社「今まで使われたことのない兵器で、お前たちの町や黄金の宮殿を征服し略奪し完全に消滅させてやる」↑動画版感想はこちら↑クリストファー・マーロウの『タンバレイン』一部と二部がま ...
【読書】青崎有吾『地雷グリコ』あらすじと感想
『地雷グリコ』著:青崎有吾2023年/KADOKAWA 謎解きとか推理小説とか、読み合い、知能バトルが好きな人には是非オススメしたい一冊。ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。平穏を望む彼女が日常の ...
【読書】『実は伝わっていない日本語大図鑑』 監修:山口謠司
『実は伝わっていない日本語大図鑑』監修:山口謠司2023年/東洋経済新報社 ある特定の世代にしか通用しなくなってきている言葉たちに焦点を当てた一冊。色々な現場で起きているであろうジェネレーション・ギャップを取り上げ「この言葉は伝わっていないですよ」をイラストを ...